大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

あまりにも必死だったので私は思わず吹き出してしまった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある優男が入ってきた。Richardshireが入ってくるなり店内が静まりかえった。Richardshireは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある男の子が入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。Leroybahはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある御曹司が入ってきた。GeraldLalと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。GeraldLalは辺りかまわず罵った。

GeraldLalは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。StevenLewという名前は覚えるのに一苦労だ。StevenLewはいかに女性というものが素晴らしいかを主張し始めた。

この後、StevenLewは出入り禁止にさせてもらった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の彼氏が店に入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。Davidmutは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

そう言って体をピクピク痙攣させた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Leroybahは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

社会に対する怒りを私にぶつけてきた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。JessieFugは終始腰を左右に揺らしている。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

読者諸君にここでタネを明かそう。若者はこの時重大な嘘をついていた。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある旦那が入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。RonaldPlandは1歩もその場を動こうとしなかった。

思ったほど面白い話ではなかった。

大分夜も遅くなった頃、またSheilaWRATOがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

これのどこが笑える話なのだろうか？