遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している未成年が入ってきた。未成年の美貌に店内中の生娘が息をのむ。何を思ったのか生娘の話しをはじめた。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している貴公子が入ってきた。Philipripという名前は覚えるのに一苦労だ。Philipripは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

この貴公子は金の話しかしてこない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している男が入ってきた。Jacobnekは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Jacobnekは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

男のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。WilliamMigは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた大和撫子に釘付けである。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある学生が入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。Jacobnekはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

何を語っても冴えない学生だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある優男が入ってきた。Thomashaimbが入ってくるなり店内が静まりかえった。Thomashaimbは小娘から聞いたという話をしだした。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある野郎が入ってきた。店に入る前からJacobnekは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Jacobnekはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

そう言ったJacobnekの表情は酷く疲れていた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るJazz_play_dafが入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Jazz_play_dafはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の中年が店に入ってきた。Thomashaimbはウィンクを店にいた美人に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Thomashaimbは辺りかまわず罵った。

それはここで言う事では無いと思うのだが・・・。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。PeorameTugは思い出したかのようにこう言い出した。

箱入り娘に目がないらしい。