まだ日も高いうちに、この店の常連のTimothystocaがいつものように入ってきた。どこにでもいるような人間だ。Timothystocaはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

そう言った途端、大粒の涙がTimothystocaの目から溢れた。

まだ日も高いうちに、またJosephGOrがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。JosephGOrは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

可哀想に・・完全に壊れきっている。

朝方、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Bryantgrooxは1歩もその場を動こうとしなかった。

Bryantgrooxは自分の存在を誰かに知って欲しいのだ。

朝方、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。Shawnfoottという名前は覚えるのに一苦労だ。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

聞いてはいけない話だったような気がする。

朝方、前に見たことがある若者が入ってきた。TortyKnは終始腰を左右に揺らしている。得意万面で初恋の話をしだした。

この後、誰もが予想だにしない展開が！

朝方、前に見たことがある学生が入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

いけない。一瞬寝てしまった。

朝方、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の美貌に店内中の生娘が息をのむ。TortyKnはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

朝方、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

たかがそれだけのことを言いにわざわざ来たのだろうか！？

朝方、前に見たことがある二枚目が入ってきた。二枚目はチャック全開に気づいている様子もない。この二枚目が話すことといえばいつもコギャルの事だ。

私はひたすら我慢して聞いてあげた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。Latricegramiという名前は覚えるのに一苦労だ。妖婦から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

Latricegramiの言葉にはどこか淫靡な響きがある。