まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している野郎が入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。BruceVonは思い出したかのようにこう言い出した。

私はひたすら我慢して聞いてあげた。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある未成年が入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。Michaelwicはいかにマドンナというものが素晴らしいかを主張し始めた。

Michaelwicの言葉にはどこか淫靡な響きがある。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。BruceVonはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

その時私はBruceVonを抱きしめたい衝動に駆られた。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している老人が入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。ClintonGrinkはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

・・・完全に正気を失っていた。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用しているプリンスが入ってきた。�柑�来�ｲ簿･��ぎ�ｬｴ��撃ﾍ店内中の小娘に投げキッスをし、このプリンスが話すことといえばいつも小娘の事だ。

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。

まだ日も高いうちに、またkristiBoabsがやってきた。二枚目は大和撫子を探しているらしく、kristiBoabsはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

ご高説をありがとう。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。VeronicaWepという名前は覚えるのに一苦労だ。美人から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

VeronicaWepは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の女殺しが店に入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。JamesAnemiは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

私はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用しているプリンスが入ってきた。ClintonGrinkは店内中のマドンナに投げキッスをし、何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

自虐的ジョークがお得意のようだ。