まだ日も高いうちに、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

私の意識はMelissaisoveの鼻の穴から伸びている一本だけ長い毛に釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

まだ日も高いうちに、割とよく来るDouglasCiliaが入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。DouglasCiliaは辺りかまわず罵った。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのDouglasCiliaさ。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している中年が入ってきた。Wesleybeaugは店内中の淑女に投げキッスをし、無職という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

Wesleybeaugは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

まだ日も高いうちに、割とよく来るAlvinnokが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。このホモが話すことといえばいつも妖婦の事だ。

中身の無いホモだ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある坊主が入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

そう言って体をピクピク痙攣させた。

まだ日も高いうちに、割とよく来るVincePatが入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

社会に対する怒りを私にぶつけてきた。

まだ日も高いうちに、割とよく来るWilliamitakeが入ってきた。店に入る前からWilliamitakeは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

声はでかいが中身は無い。

まだ日も高いうちに、またSheilaWRATOがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

思ったほど面白い話ではなかった。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。こう見えても金には汚い。Jessegloneはつっけんどんな態度でこう言った

今時こういう発言をする人間がいるだろうか？

まだ日も高いうちに、割とよく来るGeorgeavemiが入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。何を思ったのか美人の話しをはじめた。

愛されたい。私にはそう言っているようにしか聞こえなかった。