大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。AndrewHailsは店内中のマダムに投げキッスをし、なぜか、宝塚口調で喋り出した。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。MichaelRaizeは思い出したかのようにこう言い出した。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある老人が入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。Hectoranilmは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

「ゴミだって燃えるんだよ！」老人はそう言いたかったに違いない。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある旦那が入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している彼氏が入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。Gregorythamyはいかに女郎というものが素晴らしいかを主張し始めた。

独り言なのだろうか・・・・・？

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るShannonVAFが入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。ShannonVAFは今の仕事の雑誌拾いを辞めたいというような話をしてきた。

大した内容ではなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

そう言って、得意の嘘泣きをはじめた。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るShannonVAFが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。ShannonVAFは年増から聞いたという話をしだした。

ここにも一人、季節の終わりに取り残されたミスターがいた。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある旦那が入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Philipcoermはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

Philipcoermの言葉に時間が止まった。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している老人が入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。Leroyuseloは最近の女王様がいかに腹立つかを力説しはじめた。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。